集中講義・談話会・シンポジウムのお知らせ



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2024 年 10 月 29 日( 火 ) 16 時 30 分 〜 17 時 30 分
場所: 第1代数セミナー室(理学部2号館 D201)
談話会 : 安東 雅訓(奈良学園大学)

タイトル:「整数の分割に関するマヤ図形型の母関数」

アブスト:整数の分割に対して, そのマヤ図形を用いた母関数を考える.
マヤ図形の01の並びを単に非可換な文字で置き換えれば母関数とすることができるが, その場合全ての項が係数1となってしまい, あまり意味のないものとなってしまう.
そこから適度に情報量を落とすことで, 分割において有用な情報を持たせた意味のある母関数を構成することができる.
マヤ図形型の母関数に加えて, それを用いた分割恒等式の証明も紹介したいが, 現時点でまだ何も例を持っていない.
もしかしたら今回の話を準備する中で何か思いつき, 紹介できるかもしれない.
[コード: 2024102916suzuki]

2024 年 10 月 26 日( 土 ) 10 時 〜
場所: 岡山大学理学部本館21講義室
研究集会 : Okayama Workshop on Partial Differential Equations
関連リンク
Okayama Workshop on Partial Differential Equations

日時: 2024年10月26日(土) 10:00--17:15
会場: 岡山大学理学部本館21講義室
開催形式: 対面開催


プログラム:
10:00--11:00 石井宙志 (北海道大学)
「時間非整数階微分を持つFisher-KPP型方程式の解の伝播について」

11:15--12:15 喜多航佑 (東北大学)
「Weighted estimates for solutions to the damped wave equation in 3D and its application」

13:45--14:45 須志田隆道 (福知山公立大学)
「網膜情報処理の微分方程式モデルにおける解の畳み込み積分表示と錯視現象への応用」

15:00--16:00 中田行彦 (青山学院大学)
「定数時間遅れをもつ微分方程式の解の爆発について」

16:15--17:15 高村博之 (東北大学)
「微分型半線形波動方程式の解の最適爆発」

詳細は

HP: https://www.xmath.ous.ac.jp/~uriya/conference/Okayama_PDEworkshop.html

をご覧ください。


[コード: 2024102610taniguchi]

2024 年 9 月 9 日( 月 ) 15 時 〜 9 月 9 日 16 時
場所: 理学部2号館数学大講義室
談話会 : 川本昌紀氏(岡山大学)
タイトル:
Modified scattering for nonlinear Schr\"odinger equations with long-range potentials

概要:
本講演では線形のポテンシャルとGauge不変な冪乗型非線形項が付いた非線形シュレディンガー方程式に対して、
その波動作用素の存在について考察する。
特に非線形項が散乱の意味での臨界冪であり、かつ線形ポテンシャルが長距離型の場合、
対応する波動作用素には非線形と線形の両方の修正を施す必要がある。
本研究では非線形の修正には Ozawa (1991) による修正を用い、線形には Yafaev (1980)
による修正を用いる事で、線形非線形の両方が長距離型であっても修正波動作用素が構成できることをみる。
本研究は水谷治哉氏(大阪大学)との共同研究に基づく。
[コード: 2024090915jin]

2024 年 3 月 28 日( 木 ) 15 時 〜 16 時
場所: 理学部2号館 数学大講義室
談話会 : 石川雅雄氏(岡山大学)
平面分割の未解決問題について

概要:domino plane partitions の数え上げ、FPL の
数え上げと古典群の指標に関する予想について述べる。
[コード: 2024032815oshita]

2023 年 11 月 18 日( 土 ) 10 時 〜 11 月 18 日 ( 土 ) 17 時 30 分
場所: 岡山大学理学部本館21講義室
研究集会 : Okayama Workshop on Partial Differential Equations
関連リンク
プログラム:
10:00--11:00 小杉千春 (山口大学)
「圧縮性弾性体の伸縮運動を表す非線形偏微分方程式モデルのエネルギー保存系に対する弱解の存在と一意性について」

11:15--12:15 岩崎悟 (大阪大学)
「誘引忌避走化性方程式における特徴的な時空間パターン解について」

13:50--14:50 戍亥隆恭 (大阪大学)
「Global dynamics for threshold solutions to the nonlinear Schr\"{o}dinger equation with a repulsive delta potential」

15:10--16:10 國谷紀良 (神戸大学)
「年齢構造化SIR感染症モデルのエンデミックな平衡解の安定性について」

16:30--17:30 小薗英雄 (早稲田大学/東北大学)
「Liouville type theorem on the generalized Taylor-Couette flow」

[コード: 2023111810taniguchi]

2023 年 8 月 8 日( 火 ) 10 時 45 分 〜 8 月 10 日 ( 木 )
場所: 理学部本館26講義室
集中講義 : 梶原毅氏(岡山大学)
題目: 数理科学特別講義 B : 微分方程式、遅れのある微分方程式におけるリアプノフの方法
概要:
この講義では、主として生物、医学に現れる非線形の常微分方程式, また遅れのある
微分方程式のリアプノフ関数, 汎関数を用いた大域安定性理論、および具体的なモデ
ルへの適用を取り扱う。生物・医学的な対象の多くは非線形の常微分方程式等で記述
され解を具体的に記述することは一般に困難であり、平衡点の大域的な安定性がわか
ると、非常に有益である。
リアプノフ関数等の構成は代数的な側面が強いが, それを用いて大域的性質を数学的
に証明するためには, 常微分方程式等の力学系的な取り扱いが必要となる。常微分方
程式、遅れのある微分方程式の極限集合などの基礎理論, 大域安定性を示すために必
要なラサールの不変原理などについて, できるだけ厳密性を保ちながら講義する。
リアプノフ関数等による方法は非常に強力で結論も明解であるが, それらを見つける
普遍的な方法が存在しないことが大きな弱点である。そこで,簡単なモデルからより
複雑なモデルにリアプノフ関数等を拡張する系統的な方法についても講義する。
[コード: 2023080810oshita]

2023 年 7 月 31 日( 月 ) 10 時 45 分 〜 8 月 2 日
場所: 7/31(月)31講義室, 8/1(火)自然棟・第一講義室, 8/2(水)11講義室
集中講義 : 吉野雄二氏(岡山大学)
タイトル: 数理科学特別講義 A : DG加群(次数付き微分加群)のホモロジー理論入門
概要:DG代数上のDG加群全体のなす加群圏、ホモトピー圏、導来圏に関する入門的な講義を行う。
最終目標として導来同値に関するRickardの定理、Kellerの定理を紹介する。
Title: Introduction to the homological theory of DG modules:
This course provides an introduction to the DG module categories, the homotopy categories and the derived categories. As the final goal, we give the theorems of Rickard and Keller concerning derived equivalence.
講義室: 7/31(月)31講義室, 8/1(火)自然棟・第一講義室, 8/2(水)11講義室
[コード: 2023073110oshita]

2023 年 3 月 10 日( 金 ) 10 時 〜 3 月 12 日 ( 日 ) 13 時 30 分
場所: 岡山大学理学部24 番講義室
セミナー : 広島・岡山 代数学セミナー
関連リンク
下記の要領で研究会を行います.奮ってご参加下さい.
〇2023 年3 月10 日(金)10:00  ー 3 月12 日(日)13:30
〇会場: 岡山大学理学部24 番講義室
〇研究代表者: 石川雅雄(岡山大学),鈴木武史(岡山大学), 木村俊一(広島大学),山田裕史(岡山大学)
[コード: 2023031010mi]

2023 年 2 月 16 日( 木 ) 16 時 30 分 〜
場所: 理学部2号館第二代数セミナー室 C303
談話会 : Yuval Roichman 氏 (Bar-Ilan University)
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*Title:* Cyclic descents, toric Schur functions and higher Lie characters

*Abstract:*
The study of descents of permutations may be traced back to Euler, and is fundamental to contemporary algebraic combinatorics and its applications. A cyclic extension of this notion was introduced in the late 20th century.
The talk will focus on aspects of descents and cyclic descents for permutations and for standard Young tableaux. Following an axiomatization of the notion of a cyclic descent extension, we will characterize sets of combinatorial objects for which such an extension exists. The main results concern sets of standard Young tableaux of a fixed shape and sets of permutations of a fixed cycle type, i.e., conjugacy classes.
Proofs of both results are algebraic and not constructive, and involve Postnikov toric Schur functions and a treatment of the classical Thrall problem on higher Lie characters.
Based on joint works with Ron Adin, Pál Hegedüs and Vic Reiner.
[コード: 2023021616suzuki]